Talk on Breeze : Vol.029 レースレポート
JSAFキールボート強化委員会の中山遼平さんから、「ISAF 2015 NATIONS CUP – REGIONAL FINAL, ASIA」（4/22～4/26：バーレーン開催）のレースレポートが届いています。
2015/4/24
月光ボーイズ5名はISAFネーションズカップ・アジア地区予選(マッチレース国別対抗戦)に出場するためバーレーン・セーリングクラブに来ています。参加チームは、地元バーレーンから2チーム、パキスタン、マレーシア、日本の合計5チームです。
優勝チームには(場合により2チームまで)、7月にロシア・ウラジオストクで開催されるネーションズカップ・グランドファイナルの出場権利が与えられるとあって、どのチームも本大会に懸ける意気込みは並々ならぬものがあります。
初日レースは軽風のなかバーレーン2チームを相手に2連勝することができました。4/26日曜まで大会は続きますので、1レースずつ集中して全力を尽くしたいと思います。
（記：中山遼平）
Updated on 2015/04/25
大会3日目の土曜、30ノットオーバーの強風により、朝のブリーフィングでレースのキャンセルが決定されました。
昨日までにラウンドロビン3巡目第3マッチまで消化し、我々は9戦全勝していますが、相手に先行される展開から逆転するレースも多くあり、油断はできません。
明日日曜は12時までラウンドロビンの残りのレースをこなし、そのあとファイナル及び3位決定戦(2勝先取)が行われる予定です。少し風は落ちるものの相変わらず強風予報なので、様々なケースを想定して準備したいと思います。
Updated on 2015/04/26
金曜夕方から強風が続き、最終日となる日曜も25ノットオーバーのため風が落ちるまで待機となりますが、運営側もしびれを切らしたのか、13時過ぎからスピン使用を禁止した上でレースがスタートしました。
我々は1レース目、本大会1番のライバルのバーレーンとの対戦でした。
スターボエントリーの私達が終始コントロールする形で相手にペナルティーを与えますが、再度相手を牽制している時に近づきすぎてクリアスターンから相手に接触してしまい私達のアドバンテージがなくなりました。
しかし、その後に落ち着いて相手をコントロールするポジションに自艇を置くことができ、コントロールを失った相手艇に対して上下でのペナルティーをとり先行する形でスタートしました。
その後は、クローズのボートスピードを活かして差を広げて危なげなく勝利しました。
2レース目のパキスタン戦では、お互いが主導権を握ろうとギリギリの攻防を繰り広げましたが、スタート時に相手の上側でスタートし、そのままスターボードで抑える形で相手にリードを許すことなくフィニッシュしました。
3レース目はマレーシア戦で、ポートエントリーとなりましまが、ダイアルアップ後に上手く相手をかわし自由に動けるポジションになりました。その後はコントロールポジションを許すことなく牽制し、パキスタン戦と同じく相手の上側で先行する形でスタートをしてリードを広げフィニッシュしました。
マレーシア戦をもって第3ラウンドロビンが終了し、規定の15時になったためファイナルがキャンセルされ、私達の優勝が決まりました。
大会のお知らせページは→こちら
月光ブログ http://gekkoj24.exblog.jp もご参照ください。