レースレポート「NATIONS CUP グランドファイナル」

Talk on Breeze : Vol.031 レースレポート

JSAFキールボート強化委員会の中山遼平さんから、
「ISAF 2015 NATIONS CUP – GRAND FINAL」(7/14~20:ロシア・ウラジオストックのセブンフィートヨットクラブにて)のレースレポートが届きました。

2月の全日本マッチレース選手権でのクオリファイ(2位)を得て、その後4月にバーレーンで開催された「ISAF 2015 NATIONS CUP – REGIONAL FINAL, ASIA」に優勝し(→レースレポートへ)、アジア代表としての参戦です。
[ 出場メンバー (カッコ内は年齢・ポジション)] 市川航平(25、スキッパー)
中山遼平(26、ヘッドセイルトリマー)
加藤文弥(24、バウマン)
東野竜弥(24、ピット)
三代川城次(23、メインセイルトリマー)

2015/7/21


この大会は、1991年から始まったISAFマッチレースイベントで、開催は2年に1度。
アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北アメリカ、アフリカの各大陸を勝ち進んできたチームとディフェンディング枠(前回優勝国)、そして開催国(ロシア)(プラス、ワイルドカード)に出場権利が与えられます。
使用艇:Platu25

(カッコ内は2015年6月17日現在のISAFマッチレースランキング)
【オープンクラス】 8カ国9チーム
イギリス(Mark Lees、22位) ヨーロッパ枠ワイルドカード(ヨーロッパ予選2位)
ロシア1(Vladimir Lypavskiy、30位) 開催国枠
フランス(Pierre Rhimbault、34位) ヨーロッパ枠
アメリカ合衆国(Russel Silvestri、42位) 北米・カリブ枠
日本(市川航平、50位) アジア枠
バーレーン(Ebrahim Abdulla、87位) アジア枠ワイルドカード(アジア予選2位)
ロシア2(Vlad Abramov、185位) 開催国枠
オーストラリア(Evan Walker、209位) 前回優勝国枠
アルジェリア(Tahar Selmane、279位) アフリカ枠ワイルドカード(アフリカ予選2位)

【女子クラス】 5カ国5チーム
フランス(Pauline Courtois、8位) ヨーロッパ枠
アメリカ合衆国(Nicole Breault、12位) 北米・カリブ枠
ブラジル(Juliana Senefft、34位) 前回優勝国枠
ロシア(Ekaterina Ananina、44位) 開催国枠
シンガポール(Joviana Bei Fen Choo、54位) アジア枠ワイルドカード
私達はラウンドロビン5勝10敗で6位となり、残念ながらセミファイナルに進出することはできませんでした。
優勝は地元ロシア、2位オーストラリア、3位フランス、4位USA、
女子クラスの優勝はUSA、2位フランス、3位シンガポールでした。

上位のチームとは、ボートコントロールやマッチレースの経験値、クルーの意思疎通と実力差を埋めることができませんでした。

初日は中風でフルハイクアウトのコンディションでしたが、クルーワークのミスからISAFランキング上位のチームに連敗し、 2日目以降は軽風が続き、クルー5名のウェイト上限でエントリーした日本チームには苦しい展開でした。

本大会にはJSAFより大会エントリー費の支援を受けて、日本代表として参加しておりますが、 3位入賞という目標に届かず大変申し訳ない気持ちですが、今回の経験を糧とし今後もチャレンジを続けていきたいと思います。

ご支援ご声援を頂いた皆様、ありがとうございました。

大会HP http://nationscup2015.ru
大会FB https://www.facebook.com/nationscup2015.ru
レース公示は→こちら(PDF)
帆走指示書は→こちら(PDF)