– PRADA CUP開幕 でも1月はヴァンデグローブで

海外レース情報
2021/01/12


「第36回 AMERICAS CUP」の挑戦艇を決める「PRADA CUP」が始まります。
»Click

夏のニュージーランドで。スケジュールはこちら。

1月15日から総当たりのラウンドロビンが始まり、決勝は2月13日から。

DAZNでも扱うようですが、Youtubeでもライブで配信されるもよう。


https://www.youtube.com/channel/UCo15ZYO_XDRU9LI30OPtxAg

レースは16:00-18:00(NZDF)の予定ですから、日本時間の1月15日(金)12:00からになります。
基本的には、終末の金-土-日の3日間で、平日は予備日です。


……なんですが、今月はやっぱり「ヴァンデグローブ」かと。

先頭集団は大西洋を北上中。
トップ艇のフィニッシュ予測は1月29日。……なんですが、これがもう近年まれに見る大接戦です。
優勝候補と目されていた有力艇が、トラブルで大きく遅れたりリタイアしたり。オマケに南緯50帯では風も弱く、全体的にレース進行自体が遅く、記録の更新にはほど遠い状況ですが。ホーン岬を越えてからの難しい風の中での争いは、もうほんとにすごいことになってます。

今朝の時点で、トップのヤニック・ベスタベン:Yannick Bestaven(47歳/男性/フランス)〈Maître CoQ IV〉と2番手シャルリー・ダラン:Charlie Dalin (36歳/男性/フランス)〈APIVIA〉の差は僅かに12.4マイル。
以下300マイル以内に9艇がひしめく大接戦になっています。

公式トラッキングマップは→こちら

前回(2016-2017)は、優勝艇〈Banque Populaire VIII〉に750マイル離されてホーン岬を回航した2番手の〈Hugo Boss〉が、フィニッシュ直前には35マイルまでその差を縮めています。最後の最後は届きませんでしたが……。

今回も、今は貿易風が弱い状況で。2日後ぐらいにやっと、それも沖から吹き出す予報。
その後は、赤道収束帯が待ち構えており……。
北半球に入ってからも、真冬の北大西洋は強烈な低気圧との遭遇、さもなければ高気圧に掴まるか。
ここからフィニッシュまで、1日24時間で約17日間に渡って続く戦いに注目です。

英語版公式webサイトは→こちら

日本語なら、『舵オンライン』のヴァンデグローブ実況で。
»Click

あるいは、『ヴァンデグローブ2020 レース実況まとめページ』もあります。
»Click

いやもうほんとに、とんでもない競技です。
お楽しみください。