ヨットレースの秋もたけなわ。
「メルジェス32全日本」、「X-35全日本」。さらに「東京ベイカップレース第8戦」。横浜ベイサイドマリーナの「オープンヨットレース」。そして、「オータムマッチ」の結果も出ています。
もちろん、「ヴァンデグローブ」スタート直前特集も第3弾 →こちら
さらに、
今週末のレース予定は“>→こちらから。
10月30日(日曜日)1200の天気図
tenki.jp より
JSAF 日本セーリング連盟
updated on 2016/10/27
日本セーリング連盟(JSAF)外洋計測委員会より、
「2017IRC計測セミナー」「2017 ERC更新セミナー」
(2017/2/3~2/4:中部、ラグナマリーナ開催)
(2017/2/18~2/19:関東、ベイサイドマリーナ開催)
(2017/2/25~2/26:関西、新西宮ヨットハーバー開催)
のお知らせが出ています。
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J-Sailing
updated on 2016/10/27
JSAFの機関誌『J-Sailing』のweb版に、「ワールドセーリングのロゴが新しくなりました」の記事が掲載されています。
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日本メルジェス協会
「全日本 MELGES 32 選手権大会 2016」共同主催:日本メルジェス協会、関西ヨットクラブ(10/22~10/23:新西宮ヨットハーバー開催)は、5艇が出場し4レースが行われ、
優勝 〈Papillon〉(伏見徹オーナー)
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
帆走指示書は→こちら(pdf)
ホームページは→こちら
優勝の〈Papillon〉 »Click
他にも写真多数 »Click
X-35ワンデザイン協会
updated on 2016/10/24
「第9回 全日本 X-35 ONE DESIGN クラス選手権」共同主催:関西ヨットクラブ、日本X-35ワンデザインクラス協会、/新西宮ヨットハーバー/ (10/22~10/23:新西宮ヨットハーバー開催)は、4艇が出場し、
優勝 〈WAILEA〉(濱口仁オーナー)
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
日本視覚障害者セーリング協会
updated on 2016/10/28
日本視覚障害者セーリング協会(JBSA)神奈川、11月の活動の予定です。
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JBSA東京、11月の活動予定は→こちら
JSAF外洋東京湾
updated on 2016/10/24
「東京ベイカップヨットレース(TBC)第8戦」主催:JSAF外洋東京湾(10/23開催)は、
第1レース
クラスA (5艇出場)
1位 〈Forte〉(Dehler38)
クラスB (3艇出場)
1位 〈ツルギスピリット〉(YAMAHA26ⅡS)
総合 (8艇出場)
1位 〈ツルギスピリット〉(YAMAHA26ⅡS)
第2レース (5艇出場)
クラスA
1位 〈Forte〉(Dehler38)
クラスB (3艇出場)
1位 〈アリアドネⅣ〉(YAMAHA34S)
総合 (8艇出場)
1位 〈アリアドネⅣ〉(YAMAHA34S)
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
帆走指示書は→こちら(pdf)
updated on 2016/09/25
「東京ベイカップヨットレース(TBC)第7戦」主催:JSAF外洋東京湾(9/25開催)はノーレースになっています。
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http://yacht.main.jp/t-b-c/1664.html
updated on 2016/10/29
「JSAF関東外洋4団体忘年会&トウキョウズカップ表彰式」(12/7:恵比寿開催)のお知らせです。
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updated on 2016/10/24
YBM開港20周年記念
「第19回 横浜ベイサイドマリーナオープンヨットレース」共同主催:JSAF外洋東京湾、神奈川県セーリング連盟、/横浜ベイサイドマリーナオープンヨットレース実行委員会/、/横浜港ボート天国推進連絡協議会/、/横浜市ヨット連盟/ (10/22開催)は、
オープンAクラス (40艇出場)
優勝 〈GUMBOⅡ〉(ベネトウファースト36.7)内田博紀艇長
オープンBクラス (38艇出場)
優勝 〈TALL BOY〉(ヤマハ23)山田英幸艇長
IRCクラス (14艇出場)
優勝 〈ANDIAMO III〉
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
帆走指示書は→こちら(pdf)
公式ホームページは→こちら
東京ヨットクラブ
updated on 2016/10/30
「TYC第8戦 ノーベンバーレガッタ」主催:東京ヨットクラブ(11/6開催)のお知らせです。
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葉山マリーナヨットクラブ
「ヘリーハンセンカップ 2016」主催:葉山マリーナヨットクラブ(10/30開催)は、21艇が出場し、
優勝 〈ADONIS〉(First35)
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
帆走指示書は→こちら(pdf)
江ノ島ヨットクラブ
updated on 2016/10/28
「2016 YBC ルヴァンカップ (江の島キールボートチャンピオンシップ #9)」主催:江の島ヨットクラブ(10/23開催)は、14艇が出場し、
優勝 〈海女〉(OPEN 5.70 )ユアンオーナー
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
帆走指示書は→こちら(pdf)
逗子マリーナヨットクラブ
updated on 2016/10/23
逗子マリーナヨットクラブ、三崎まぐろツアーのもようです。
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JSAF外洋東海
2016/10/25
「第41回 東海チャンピオンシップ」主催:JSAF外洋東海(10/30、11/5~11/6開催)の帆走指示書が公示されました。
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日本マッチレース協会
updated on 2016/10/24
「2016年 オータムマッチレース」共同主催:日本ヨットマッチレース協会、/志摩ヨットハーバー/ (10/21~10/23:志摩ヨットハーバー開催)は、
優勝 加藤文弥
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
大会ページは→こちら
写真は→こちらに
JSAF外洋内海
updated on 2016/10/28
JSAF外洋内海からも、「IRC計測セミナー」の情報が出ています。
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関西ヨットクラブ
updated on 2016/10/24
「KYC – 北港 SUPER JOINT CUP」(11/13開催)のお知らせです。
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SoftBankTeamJapanのメンバーも参加。
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大阪北港ヨットクラブ
updated on 2016/10/27
「KYC – 北港 SUPER JOINT CUP」(11/13開催)のお知らせはこちらにも。
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updated on
今週は更新情報が無かったようです。
業界情報
福岡海上保安部より、「ルイヴィトン・アメリカズカップワールドシリーズ 福岡大会」(11/18~11/20開催)に関するお知らせが出ています。
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大会ホームページは→こちら
海外レース情報
2016/10/31
「ヴァンデグローブ2016-2017」スタート(11/6)直前特集
第1弾
・Armel Le Cleac’h(仏:39才)の〈BANQUE POPULAIRE VIII〉
・Morgan Lagaviere(仏:29才)の〈SAFRAN〉
・Sebastien Josse(仏:41才)の〈Edmond De Rothschild〉
・白石康次郎(49才)の〈SPIRIT OF YUKOH〉
・Rich Wilson(米:66才)の〈Great American Ⅳ〉
・Alan Roura(スイス:23才)の〈LA FABRIQUE〉
第2弾
・Alex Thomson(英、42才)の〈HUGO BOSS〉
・Vincent Riou(仏:44才)の〈PRB〉
・Jean Le Cam(仏:57才)の〈FINISTERE MER VENT〉
ときて、第3弾です。
前回の「ヴァンデグローブ2012-2013」で4位のJean-Pierre Dick(仏:51才)は、
ダブルハンドの大西洋横断「トランザット・ジャックヴァーブル」では、2003、2005、2011と優勝。
ダブルハンドの無寄港世界一周「バルセロナ・ワールドレース」では2008、2011と優勝。
なんなんですか、この方は。
で、前回「ヴァンデ」は4位、といっても、フィニッシュ目前でキールが脱落。それでも完走して4位ですよ。目前というか残り2650マイルということなので、トランパックレースより長いわけで。
もうほんとに、なんなんなんですか、この方は。もう。
今回の「ヴァンデグローブ」は、2015/9/12進水の〈StMichel – Virbac〉で出場。Verdier VPLP設計で建造はMultiplast。第1弾でご紹介したSebastien Josseの〈Edmond De Rothschild〉に近いGitana Teamとの開発艇のようで、こちらの方が僅かに後に進水。つまり最新艇。
「トランザット・ジャックヴァーブル 2015」は10/25スタートですから、ほんとに進水直後、で、リタイアしてます。艇体の構造上の欠陥のようで「transverse reinforcing rings」って強度部材のようですが。もちろんその後補強しての「ヴァンデ」出場ですから、まあ、「トランザット・ジャックヴァーブル 2015」はシェイクダウンということか。
こんなスピードで走り続けてたら、そりゃ壊れるだろうなぁ、という迫力です。
こちら、第5世代のIMOCA60がどのような走りをみせるのか。まさに今年の「ヴァンデグローブ」の観戦ポイントですね。
さてそれでは、
艇の新しい古いは何が違うのか。
IMOCA60はオープンクラスなので、
全長:59ft~60ft
喫水:4.5m 以下
最大幅:5.85m 以下
喫水からの高さ:29m 以下
……と大雑把に決めて後は自由。もちろん他にも、水密隔壁とかコクピット形状とか復元力とか、細かなルールはいっぱいありますが、基本設計としては極めてオープンなクラスです。
その分技術革新が進み、建造年代で性能が大きく違ってきます。
特に今年の見所はファイルでしょう。
アペンデージは合計5枚以内と決まってます。左右二つのラダーと真ん中のキール──これは左右に傾くカンティングキールなので主な役割は復元力を増すこと。となると、リーウエイに対抗するために左右のダガーボードがついて、これで計5枚。
ダガーは左右非対称断面なので、風下舷の片翼だけおろして使い、これで風上への強烈なリフトを生み出すわけですが、……ここで新兵器がJの字に(下の動画ではサルバドール・ダリの髭のようなと形容している)曲がったダガーボートです。で、daggerは元は”短剣”みたいな意味なので。Jの字に曲がったこれはダガーではなくフォイル(foil)と呼ぶようです。
そうACボートにあるあれ。あちらはL字のようですが。
用途も同じ。といってもACカタマランのように船体が完全に水面上に出るわけではありません。こちらはモノハルなのでバラストキールも付いている分、重いので。
それでもこのフォイルが水中で大きな揚力を発生し節水面は減り抵抗が少なくなる、と、強風のリーチングでは2ノット違うそうな。
2ノット違って24時間走ったら1日で50マイル差がでるわけで……。
ただしこれはリーチングでの話で、アップウインドで必要な横方向へのリフトはフォイル先端部でのみが生じるわけで、リーウエイを軽減させる能力は通常のダガーボードに比べて小さく、風が弱いと抵抗ばかり増してマイナスかも。と、→こちらの記事にはあります。
微風の真追手になんかになったら抵抗が増すばかりでよろしくない。と、いうことで、まだまだ地球一周走ってみなければ結果は出ない、と。
そもそも、AC45Fではラダーの下端にも羽根がついてまます。飛行機でいえば水平尾翼。これがあるから、バウが沈んでも水平尾翼でマイナス揚力が発生し元に戻るわけで。
こちらIMOCAの場合、船体全体を浮かせるというよりも、バウを浮かせるセッティングになっているようです。そのためピッチングが減り波に突っ込みにくいというのも、フォイルの利点のようです。
それでも、悪い波でスターンが持ち上げられたら……、フォイルからはマイナスの揚力が発生してしまい、逆にバウ沈しちゃうのでは?
そういえば、フォイル装備の〈HUGO BOSS〉は、6月の「NY-ヴァンデ」でもバウ沈したって書いてあったなぁ。
今回出場する艇と人を見てくると、「ヴァンデグローブ」が成り立つのは、それを取り巻くその他のショートハンド・長距離レースが、幾重にも張り巡らされた貼り絵のように存在するからこそ。走り続けるからこそ、プロセーラーとして飯が食えるんだろうなぁ、と感じます。
それらのレースの名称は「ヴァンデグローブ」関連の記事でも良く出てくるので、まとめておきます。
「Velux 5 Oceans Race」
シングルハンド・マルチステージ・世界一周レース。
「BOC Challenge」→「Around Alone」→「Velux 5 Oceans Race」とその名称を変えているのでややこしいですが、1人乗りで帰港地を巡る世界一周。
「Barcelona World Race」
ダブルハンド・ノンストップ・世界一周レース。
バルセロナ(スペイン)発着
おっと、今ホームページを開いたら、チャイニーズセーラーがハワイ沖で行方不明……との記事が。»Click
「Route du Rhum」
シングルハンド・大西洋横断レース。
サン・マロ (仏) から フランス海外県 グアドループのポワンタピートルまでの約3500マイル。
「Solitaire du Figaro」
シングルハンド・マルチステージ
フランス沿岸で3~4ステージ、1500~2000マイル位で、コースは毎年変わるイベント。
そして、
「IMOCA Ocean Masters」は以下のレースの総合で、
・「Rolex Fastnet Race」
ダブルハンド・レース
カウズ(英)→ファストネット・ロック→プリマス(英) 608マイル
・「Transat Jacques Vabre」
ダブルハンド・大西洋横断レース。
ル・アーヴル(仏)からイタジャイ(ブラジル) 5395M
10月スタート
・「Transat B2B」
シングルハンド・大西洋横断レース
サン・バルテルミー島(フランス領)からロレント(仏) 3400マイル
・「Transat NY-Vendee」
シングルハンド・大西洋横断レース
ニューヨーク(米)からレ・サーブル=ドロンヌ(仏)までの 3100マイル
そして今週末スタートの、
・「Vendee Globe」
シングルハンド・ノンストップ・世界一周レース
となります。
さてさて、3週続けて「ヴァンデグローブ特集」をお届けしてきましたが、いよいよ今週末、11月6日スタートです。
スタートラインに並ぶのはどうやら29隻。
そのうちまだ10人しか紹介できでいないのですが……
そちらも追々ご紹介していきます。
前回のファーストホームが、78日2時間16分。ですから……。1月23日頃にはフィニッシュか。早いな。
まあ、年末年始はお楽しみいただけると思います。
公式ホームページ(英語版)は→こちら
すいません、トラッキングはどこにあるのか、不明。
分かり次第お伝えします。
そして、なんと言っても日本から初出場の
白石康次郎の〈SPIRIT OF YUKOH〉
オフィシャルサイトは→こちら
今週末は早や11月です。
・小網代カップ »Click
・東海チャンピオンシップ »Click
・SHIMA SEIKI CUP »Click
・伊東園マッチレース »Click
・東京ヨットクラブ ノベンバーレガッタ »Click
・Shonan Race »Click
・関西ヨットクラブポイントレース J/24&Dragon »Click
となっています。
文中、/~/で括った団体名は、日本セーリング連盟非加盟団体の意味です。加盟団体との混乱を避けるために記載してあります。これまでは非加盟団体名は記載しないようにしていたのですが、これはこれで混乱するのでこのようにしてみました。
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