関西では、「X-35全日本」、「M32全日本」と、ワンデザインクラス選手権ありの先週末。
志摩では「オータムマッチ」。横浜ではベイサイドマリーナの「オープンヨットレース」。相模湾では江の島で「ルヴァンカップ」が。これ、スポンサーのヤマザキナビスコが商標返還し「YBC」となり、「リッツ(RITS)」クラッカーは「ルヴァン(Levain)」という新商品に生まれ変わったということで、大会名もこの通り。
と、いずれも、正式な成績はまだ出ていないようですが。
海外では、1人乗り無寄港世界一周の「ヴァンデグローブ」がスタートまであと13日。で、こちら海外レース情報コーナーでも特集第2弾。加えて、「第35回アメリカズカップ」のスケジュール詳細も出ています。
海外レース情報コーナーは→こちら
10月23日(日曜日)1200の天気図
tenki.jp より
JSAF 日本セーリング連盟
updated on 2016/10/17
日本セーリング連盟(JSAF)事務局から、職員募集のお知らせです。
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その他
・レースマネジメントクリニック@兵庫、東京
・ユースワールドチャンピオンシップ2017
・470強化練習会
などの更新があります。
J-Sailing
updated on 2016/10/17
JSAFの機関誌『J-SAILING』のweb版で、ビーチクリーン活動の記事が掲載されています。
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日本J24クラス協会
updated on 2016/10/21
日本J/24クラス協会から、「2016年全日本選手権」主催:日本J/24クラス協会(11/23~11/27:葉山港開催)のホームページ開設のお知らせがでています。
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レース公示は→こちら(pdf)
日本メルジェス協会
updated on 2016/10/18
「JAPAN MELGES WEEK 2016」共同主催:日本メルジェス協会、/リビエラマリンクラブ/ (11/3~11/6:逗子マリーナ開催)のエントリー受付開始です。
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公式ホームページは→こちら
レース公示は→こちら(pdf)
日本障害者セーリング協会
updated on 2016/10/16
日本障害者セーリング協会から、広島強化合宿の写真が掲載されています。
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日本学生外洋帆走連盟
「ANIORU’S CUP 2017」のロゴが発表されています。
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JSAF外洋東京湾
updated on 2016/10/20
YBM開港20周年記念
「第19回 横浜ベイサイドマリーナオープンヨットレース」共同主催:JSAF外洋東京湾、神奈川県セーリング連盟、/横浜ベイサイドマリーナオープンヨットレース実行委員会/、/横浜港ボート天国推進連絡協議会/、/横浜市ヨット連盟/ (10/22開催)のレーティングリストが公開されました。
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レース公示は→こちら(pdf)
公式ホームページは→こちら
東京ヨットクラブ
updated on 2016/10/19
「TYC第7戦 オータムレガッタ」主催:東京ヨットクラブ(10/16開催)は、
レースクラスA (9艇出場)
優勝 〈コンステレーション〉(IMX-40)
レースクラスB (6艇出場)
優勝 〈ツルギスピリッツ〉(YAMAHA26ⅡS)
レースクラスC (6艇出場)
優勝 〈Twilight〉(YAMAHA28S)
クルージングクラス (7艇出場)
優勝 〈レナ〉(First300spirit)
となりました。
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レース公示は→こちら(pdf)
http://www.tyc.gr.jp/activities/race2016/1_racekouji_2016.pdf
レースレポートは→こちら
写真は→こちら
航跡も→こちらから
日本J24クラス協会 関東フリート
「秋季関東選手権 2016年」主催:J/24クラス協会 関東支部(10/15~10/16秋谷沖開催)は、8艇が出場し、
優勝 〈月光DIANA〉
となりました。
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レース公示、帆走指示書は→こちらから
葉山マリーナヨットクラブ
updated on 2016/10/17
「NIPPON CUP 2016 葉山オータムシリーズ」主催:葉山マリーナヨットクラブ(11/12~11/13:葉山開催)で、運営スタッフを募集しています。
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「NIPPON CUP 2016」の公式ホームページは→こちら
JSAF三浦外洋セーリングクラブ
「第54回 小網代カップレース」主催:三浦外洋セーリングクラブ(11/5~11/6開催)の帆走指示書が出ています。
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レース公示は→こちら(pdf)
webページは→こちら
JSAF外洋三崎
updated on 2016/10/16
「初島ムーンライトレース 2016」主催:JSAF外洋三崎(10/15スタート)は、6艇が出場し、
優勝 〈Propaganda〉
となりました。
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トラッキングは→こちら
写真もあります。
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レース公示は→こちら(pdf)
帆走指示書は→こちら(pdf)
江ノ島ヨットクラブ
updated on 2016/10/18
「2016 YBC ルヴァンカップ」主催:江の島ヨットクラブ(10/23:江の島開催)の帆走指示書が出ています。
»Click(pdf)
webページは→こちらから
レース公示は→こちら(pdf)
JSAF外洋東海
updated on 2016/10/20
JSAF外洋東海から、「鳥羽市小浜町~答志島間 海底ケーブル布設前調査のお知らせ」です。
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日本マッチレース協会
updated on 2016/10/23
「2016年 オータムマッチレース」共同主催:日本ヨットマッチレース協会、/志摩ヨットハーバー/ (10/21~10/23:志摩ヨットハーバー開催)
は無事終了。 »Click
大会ホームページは→こちら
レース公示は→こちら(pdf)
JSAF外洋内海
updated on 2016/10/20
「ヨットマンの集い」(12/3開催)のお知らせです。
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関西ヨットクラブ
updated on 2016/10/20
「第9回 全日本 X-35 ONE DESIGN クラス選手権」共同主催:関西ヨットクラブ、日本X-35ワンデザインクラス協会、/新西宮ヨットハーバー/ (10/22~10/23:新西宮ヨットハーバー開催)のエントリーリストが出ています。
»Click(pdf)
レース公示は→こちら(pdf)
webページは→こちら
大会ホームページは→こちら
暫定結果が出ています。
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「全日本 MELGES 32 選手権大会 2016」共同主催:日本メルジェス協会、関西ヨットクラブ(10/22~10/23:新西宮ヨットハーバー開催)の暫定結果も→こちらで。
大会ホームページは→こちら
大阪ベイ淡輪ヨットクラブ
「淡淡レース」 (10/9開催)42艇出場
優勝〈アルマダ〉ジャヌーサンフ
となりました。
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帆走指示書は→こちら(pdf)
今週は更新情報が無かったようです。
海外レース情報
2016/10/24
「第35回 アメリカズカップ」のスケジュールが発表されました。(10/18)
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クオリファイヤーズは、5/26(金)から。
途中、6/1(木)が予備日で、6/3(土)まで。
防衛艇〈オラクル・チームUSA〉も含めた6チームで総当たりのラウンドロビンが2回。ワールドシリーズの勝者は2ポイント、2位は1ポイントのボーナスをもらった上ての勝負で、挑戦艇から1チームが脱落します。
すぐに続けて6/4(日)からプレイオフ。クオリファイヤーズで勝ち残った挑戦艇4チームでのトーナメント(勝ち抜き戦)で、これが6/12(月)まで、それぞれ9番勝負(5勝した方が勝ち)で、負けたら終わり。
ここで、挑戦艇1チームを選び、
いよいよ6/17(土)からアメリカズカップ。
こちらは13番勝負です。つまり、先に7勝した方が勝ち。
防衛艇も挑戦艇も、どちらかがクオリファイヤーで優勝した場合、1ポイントプラスから始まります。なんか変なルールですが、なんで防衛艇が「クオリファイアーズ(予選)」に出ているのか?という疑問をどうにかする措置か。
ワールドシリーズ最終戦、福岡大会を残した今この時点でナンですが。こうなると、クオリファイヤーズから用いられる新ACクラス(48ftのフォイリングカタマラン)が早く見たくなりますね。
「ヴァンデグローブ2016-2017」特集 第2弾。
先週は、
・Armel Le Cleac’h(仏:39才)の〈BANQUE POPULAIRE VIII〉
・Morgan Lagaviere(仏:29才)の〈SAFRAN〉
・Sebastien Josse(仏:41才)の〈Edmond De Rothschild〉
・白石康次郎(49才)の〈SPIRIT OF YUKOH〉
・Rich Wilson(米:66才)の〈Great American Ⅳ〉
・Alan Roura(スイス:23才)の〈LA FABRIQUE〉
とご紹介しました。
というところで、
優勝候補といえば、この人、Alex Thomson(英、42才)も忘れてはいけません。艇は2015/9/1進水のVPLP-Verdier最新デザイン。建造も英国の大御所Green Marine。その名も〈HUGO BOSS〉。
……なんですが。
進水直後に出場したダブルハンドの大西洋横断レース「トランザット・ジャックヴァーブル2015」では転覆。ディスマスト。水船になり、乗員2名はヘリで救出されました。
2015/11/02の本欄記事は→こちら
続報(2015/11/09)が→こちら
この記事によれば、この事故で船体自体にもかなりのダメージがあったようですが、すっかり修理は終わったようで、前哨戦の「NY-ヴァンデ」では見事に3位。
といっても、このレースでも、やっぱり途中でひっくり返っているみたいですけど。
そのときの記事(2016/06/06)は→こちら
2015/11/09の記事に貼り付けた動画を再び張っておきましょう。
ダークスーツで無茶するところ、映画『ブルースブラザース』のジョン・ベルーシを思い出してしまうのですが。失礼ですか? すいません。
ま、ジョン・ベルーシはシカゴ生まれの米国人。
こちらAlex Thomsonは英国人なんですが。
1989年から始まった「ヴァンデグローブ」。今回が第8回ということになりますが、ここまで優勝はすべてフランス人。
フランス人以外の最高位は、「2000-2001」でのEllen MacArthur。そう、この後、2005年に75ftのトリマランで、単独無寄港世界一周記録(71日14時間18分33秒)を塗り替えた英国の女性セーラーで、「ヴァンデグローブ2000-2001」の時点では24才、で、2位。これがフランス人以外では最高位。
今回、Alex Thomsonが英国人セーラーとして、いやフランス人以外の、初優勝を飾れるか。というのも今回の見所です。
この方、無茶するだけではありません。前回の〈ヴァンデグローブ2012-2013〉では見事3位。これが進水時にはSebastien Josseが乗っていた艇で、つまりこの時点で中古。中古艇でもここまで走れるということを証明しています。いやいや、優勝戦線に加わりつつ完走するのがいかに大変かということなのかも。
そしてその艇に今回は白石康次郎が乗る、ということになるわけで……。
フネも人も、それぞれキャラが立ってて見応えのある「ヴァンデグローブ」。次にご紹介するのは……。
Alex Thomsonがとんでも無い目にあっていた「トランザット・ジャックヴァーブル2015」で見事優勝したのが、Vincent Riou(仏:44才)の〈PRB〉。2009/12/1進水とちと古い。でもこの優勝で、十分に戦闘力があることを証明しています。
なんといっても乗り手のVincent Riouがすごい。「ヴァンデグローブ2004-2005」で優勝。続く「ヴァンデグローブ2008-2009」では、ケープホーンでキャプサイズしたJean Le Camの〈VM Materiaux〉を救助。……と簡単にいいますが、よく考えてみてください。全長60ftに1人乗りですよ。海のまっただなかで救助作業にあたるのがどれだけ大変か。
当時の『the guardian』の記事が→こちら
記事中の写真で見る限り、〈VM Materiaux〉はキールバルブがとれちゃったみたいですね。そりゃ沈します。
かたや、上述のAlex Thomsonのケースでは波で完沈したみたいでキールバルブはそのまま。カンティングキールなので、艇内に残っていたAlexがキールをカントさせたらフネは起きたわけですが、こちらそうはいかない。
Jean Le Camは完沈状態の艇内で助けを待つこと16時間。先行していた〈PRB〉が戻ってきたということか。Vincent Riouの声が聞こえます。
ところが、スターンにある脱出用のハッチの部分が水没していてそこから出られず。
この先記事がちょっと分かりにくいのですが、片舷に乗って艇をヒールさせ、コンパニオンウエイハッチが水面に出たところでササっと脱出したということでしょうか。
で、なんとか艇から脱出したJean Le Camですが、助ける方のVincent Riouからしても、転覆した〈VM Materiaux〉に近づくのが難しい。IMOCAはマストを支える長いアウトリガーが左右に突きだしています。で、60ft艇。それを1人乗り。風は25~30ノット。いやいや、これ、至難の業。
と、そこはベテラン、なんとか拾い上げます。すごい。救助成功。
でもそのとき、アウトリガーを沈艇に引っかけてしまったようで、助けた方の〈PRB〉のマストが大きく傾きます。
結局、Jean Le Camを助けたものの、〈PRB〉の方もディスマストでDNFとなってしまいます。最後は救済が与えられ、3位と記録されていますが。
そんなVincent Riouの〈PRB〉。前回の「ヴァンデグローブ2012-2013」では、スタート後僅か2週間でなにやら漂流していた巨大な金属製のブイにぶつけ、やはりアウトリガーを壊しリタイアしています。今回は満を持して4度目の挑戦……、いや、一度優勝しているから、挑戦でもないか。いやいや挑戦か。とにかくすごい人です。
新艇ではないけれど、他艇に比べ細身な〈PRB〉。バランスがとれていて乗りやすい艇なんだそうな。新艇との違いはフォイルの存在で……と、このあたりはまた来週号で詳しくお伝えいたします。
と、「ヴァンデグローブ2008-2009」でVincent Riouに救助されたJean Le Cam(仏:57才)は今回も出ます。
いや、この人もすごいんです。
「ヴァンデ2004-2005」は2位。続く「ヴァンデ2007-2008」はこの救出劇で……つまり前回「2004-2005」の1位と2位で助け助けられたということですね。そして、死にそうになったにもかかわらず、続く「ヴァンデ2012-2013」にも挑み、5位。
その後、ダブルハンドの「トランザット・ジャックヴァーブル2013」では優勝。このときの相方が、「2007-2008」で彼を救助したVincent Riouですから。はい、ドラマです。
さらにダブルハンド・無寄港世界一周の「バルセロナ・ワールドレース2014-2015」でも優勝。つーかもう、走り続け。
このときの相方はスイスのBernard Stamm。この人先週のこのコーナーでも出てきましたね。前回の「バンデ2012-2013」ではハイドロジェネレーター、つまり水力発電器のトラブルから外部の援助を受けたということになり失格。そのあたりの話はまた別の機会に。今回の「ヴァンデグローブ」には出ていませんが、いろいろ逸話の絶えない人なんです。
さて、Jean Le Camの艇〈FINISTERE MER VENT〉はFarr Yacht Designで2007/5/29進水。上記「バルセロナ・ワールドレース2014-2015」で優勝した時の艇です。これ、昨年の話ですから、まだまだイケルということ。イケルといえば、このフネ、「バルセロナ・ワールドレース2010-2011」では、あの、Iker MartinezとXabier Fernandezが乗って2位になっています。
いやいや、これも名艇ですね。
フランス語なので、何言ってるのかさっぱりわかりませんが。なんか人の良さそうなオッサンという感じ。
何気に最後の方、後ろにフォイリング・モスの箱が置いてありますね。
そして、……まだまだすごい人達が出ているのです。
続きはまた来週。
今週末は、
・小網代カップ »Click
・HELLY HANSEN CUP »Click
・体育の日レガッタ »Click
・東海チャンピオンシップ »Click
となっています。
文中、/~/で括った団体名は、日本セーリング連盟非加盟団体の意味です。加盟団体との混乱を避けるために記載してあります。これまでは非加盟団体名は記載しないようにしていたのですが、これはこれで混乱するのでこのようにしてみました。
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