– ボルボ・オーシャンレースファミリーの歴史(2/19)

海外レース情報
2018/02/19


「ボルボ・オーシャンレース 2017-2018」は第6レグの真っ最中。
第4レグ同様、ドルドラムでの駆け引きで大変そうです。

前方にどっかりと無風地帯が……。
サイクロンもあるし……。

はたしてどうなるか!!

というあたりは、公式ホームページでお楽しみいただくとして。

今回は、過去の大会から。ボルボ・オーシャンレースに関わる面々が、いかに密度の濃いセーリング人生を送ってきたか。

まずはこちら、「VOR 2008-09」のLeg.9のスタート直後に座礁した〈テレフォニカブルー〉です。

スキッパーのBouwe Bekkingは、今回〈ブルネル〉のスキッパーを務めています。

〈テレフォニカブルー〉はスペインのチームで、この後「VOR 2011-12」で〈テレフォニカ〉、「VOR 2014-15」の〈マフレ〉でスキッパーを務めるIker Martinezも乗っていますし、その盟友で、今回〈マフレ〉のスキッパーを務めるXabi Fernandezの顔も見えます。この頃からすでにツルッパゲですが、カッコイイ。

まあ、しかし壮絶な座礁です。ここまでかなり良い成績だったので、ここでの座礁はイタイ。
イタイどころか致命的。
ナビゲーターは、今回「VOR 2017-18」で〈ベスタス〉に乗っているSimon Fisher。
はっきり言って、ナビゲーターの信じられないボンミスです。
周りは大物セーラー揃いの中、当時31歳の若いナビゲーターとしてはもう半べそかいてます。

Xabi Fernandezあたりはかなり怒っている感じですが、
そんな状況でも、Bouwe Bekkingは落ち着いているところがすごい。

Simon Fisherは、その前の「VOR 2005-06」では落水事故でクルーを1人亡くした〈ABNアムロ2〉にも乗っていました。
事故後、Leg.7のフィニッシュ地点ポーツマスでの記者会見がこちら。

この年は、〈ABNアムロ1〉の方が圧倒的なスピードで優勝。
こちら〈ABNアムロ2〉の方は若者だけで乗るサブチームという位置づけで、スキッパーのSebastien Josseはこの後「ヴァンデグローブ」のGITANAチームで活躍しています。
記者会見の席では、今回〈アクゾノーベル〉のスキッパーを務める、Simeon Tienpontの顔も見えます。

そして、なんとなんと、落水事故の後、先行していた〈モビスター〉が沈没。

スキッパーのBouwe Bekkingを始め、今回〈アクゾノーベル〉に乗っているChris Nicholsonら〈モビスター〉の乗員全員は、無事〈ABNアムロ2〉に助けられます。

Bouwe Bekkingからすれば、Simon Fisherら〈ABNアムロ2〉の面々は命の恩人でもあるわけで……。

Simon Fisherはこうしたアクシデントを乗り越えて、前回「VOR 2014-15」では〈アブダビ〉のナビゲーターとして優勝。
そしてナビゲーターとして〈ヴェスタス〉に乗艇した今回は、上位に付けていたところで、Leg-4のフィニッシュ目前にして他の船舶と衝突。Leg-4はリタイヤ、Leg-5、Leg-6はDNS(スタートせず)となっています。

ドラマです。

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