– SailGP 2020シーズン 開幕

海外レース情報
2019/12/09


SailGP 2020シーズン開幕です。
初戦は今週末(2/28-2/29)オーストラリア、シドニーで。

使用艇は昨年同様、ワンデザインのF50。

昨年同様といっても、フォイルやラダー、エレベーターが新しくなり、それらをコントロールする油圧や電気システムにも改良が加えられ、コクピットレイアウトも変わったもよう。……といわれても何をどうするとどうなるのか、さっぱり分かりませんが。

操作するのは、
舵を持つヘルムスマン。
ウイングセールを操作するウイング・トリマー。
水面下の翼を操作するフライトコントローラー。
2人のグラインダー
、、、の5人乗りです。

昨シーズン(2019)は、豪、日、英、仏、米、中の6ヶ国でしたが、今年はチャイナが抜け、スペインとデンマークが入る7ヶ国がエントリー。

スペインチームは、昨年チャイナチームのヘルムスマンだったPhil Robertson(NZ)がしばらくヘルムをとるもよう。Jordi Xammarの方は、東京五輪2020に出るもよう。と、もようもようのスペインチームです。
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対して、デンマークチームのヘルムスマンNicolai Sehestedは、昨年春に西宮で開催された「HPRチャンピオンシップ 2019 関西シリーズ」で優勝した〈スイング〉のタクティシャンとして来日していた人なんで、ちょっと応援しちゃいそう。
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英国チームには、超大物、Ben Ainslieがヘルムスマンとして加入。本気出してきた感じ。
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昨年の英国チームの紹介記事は→こちら ですから、メンバーはかなり変わってます。

ヨット大国英国としては、昨季の成績はかなりプライド傷つけられていたか。……って、3位だったんだっけ? 最終戦マルセーユ(仏)では、日、豪の一騎打ちとなって豪の優勝で幕を閉じたのですが、イベント全体としてなんかしりすぼみだったような。

そんな日本チームは、、、

Nathan Outteride のヘルムは変わらず。
外人助っ人が毎年1人づつ減っていくというルールでありまして、今年はLeo Takahashiがグラインダーからフライトコントローラーに昇格。東京五輪2020へ49erでの出場も決めたLeo。2年後はF50のヘルムとなるか。
代わりにグラインダーとして、Tim Morishimaが新加入。
この人、Leo Takahashiと共に、前回のアメリカズカップではユースチーム〈海神チームジャパン〉にいました。当時の名前は、森嶋ティモシー/Timothy Morishima Westwoodとなってますね。
6歳からセーリングを始め、途中ボート(ローイング)もやっていたみたいで、そこんとこ、グラインダー筋を鍛えるためには無駄では無かったってことか。

ウイングトリマーのAyden Menzies(豪)は、昨季はショアチームでウイングの整備をしていた人みたいですね。ユース時代はNathan Outterideのクルーとして活躍。バーミューダのア杯でも〈アルテミス〉にいた、と。
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そんな日本チーム。今年度の走りはどんなもんか。楽しみです。
日本の戦力がちと低下。代わりに英国がアップ。で、より混戦になりそう。

視聴はDAZNか、SailGPアプリでもいけるみたいですよ。
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YouTubeでもやると思うのですが……。
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—- 追記 ————-
昨年のSailGPの記事を簡単に探せるように、ボタン作ってもらいました。
左メニューの、注目レース → »SailGP から