– SailGP シドニー大会 圧勝したのは……

海外レース情報
2020/3/02


SailGP 2020年シーズンは、シドニー大会(2/28-2/29)から始まりました。

初日3レース。2日め2レース。合計5本のフリートレースを行い、
結果は……

英国 1(10)-1(10)-1(10)-1(10)-4(07)=47
オーストラリア 2(09)-3(08)-5(06)-2(09)-1(10)=42
日本 3(08)-4(07)-3(08)-3(08)-3(08)=39
スペイン 5(06)-2(09)-2(09)-4(07)-2(09)=40-9=31
米国 4(07)-6(05)-4(07)-5(06)-5(06)=31
デンマーク 7(04)-5(06)-6(05)-7(04)-6(05)=24-2=22
フランス 6(05)-7(00)-7(00)-6(05)-7(04)=14

    
ここから、上位2チーム(英国とオーストラリア)が決勝のマッチレースに進出します。

英国チームは第4レースを終えた時点でマッチレースへの進出を決めており、第5レースは流してスタート。それでも4着ですから。もう圧倒的な強さ。

先週のこの欄「SailGP 2020シーズン 開幕」で書きましたが、英国チームには超大物Ben Ainslieがヘルムスマンとして加入。
ウイングトリマーのIain Jensen、フライトコントローラーのLuke Parkinsonの2人は昨シーズンは日本チームにいたわけで、それをごっそり引き抜かれたわけ。強いわけです。

Iain Jensenは、日本チームのヘルムスマンNathan Outteridgeのクルーとしてロンドン五輪で金、リオで銀。Luke Parkinsonも「第35回ア杯」では〈アルテミス〉にいて。二人ともNathan Outteridgeの手下として昨シーズンは日本チームの中心クルーだったわけで。

昨シーズンの日本チームの紹介記事は→こちら

で、2人ともオーストラリア人となっているのですが、今年の登録は英国になってますね。パスポートを2つ持っているんでしょうね。
名前も昨年は「Ian Jensen」で、今年は「Iain」となってます。……ってこれ、単なるワタシのミスタイプだったもよう。すいません。同じイアンでも、スコットランドっぽい名前なのかも。

中心選手2人を引き抜かれた今年の日本チームは、すべてのレースでスタートに失敗。
昨年はIain Jensenがスタートラインのタイム&ディスタンスをコールしていたのか? それが抜けちゃったからスタート失敗? なんてことをボートショーで聞けると思って、SailGPチームとのトークショーを企画していたのですが、ボートショー自体が中止になっちゃって、残念。

いやいや、日本チームは戦力ダウンの今シーズンなのですが、その割りにはしっかり3位に着けてます。助っ人外人は1人づつ抜けていくルールなのでしかたなく。というか、若鮎日本としては、なかなかの走りっぷりだったとも思います。
とはいえ、スペインチームはペナルティーの-9点がなければ上いってますけどね。

で、決勝のマッチレースでは、オーストラリアチームがスタートのエントリーから失敗で、大差をつけられての負け。もうゲームにならない感じ。
中継映像もカメラワークが悪くて、どこで何が起きているのかよくわからないシーンが多かったし。

ペナルティーの扱いをどうするか等も含めて、大会フォーマット自体も大味です。
どうにかしないと……って、昨シーズンでもそう書いてますね。ワタシ。
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そして、シーズンポイントしてはシドニー大会1位が10点。2位が9点。3位が8点……7位のフランスで4点、と、さほど点差が付かないシステムになっています。

第2戦は、5月のサンフランシスコになります。
文句言いつつ、見ちゃいますね。
日本の若鮎、ガンバレ!!

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