– 「ヴァンデグローブ」スタート~ビスケー湾を西へ

海外レース情報
2020/11/09


1人乗り無寄港世界一周レース「ヴァンデグローブ(VendéeGlobe 2020-2021)」は、11月8日日本時間21:02にフランス大西洋岸のヴァンデ県をスタートしました。

現地時間 13:02(21:02 JST)スタートの予定が、20分、また20分とスタート延期。結局1時間18分遅れて、日本時間22:20スタート。

スタートシーンは、1:50:00くらいから
Louis Burtonの〈Bureau Vallee〉がリコール。5時間のペナルティーとなります。
動画では「キワドイ」なんて言ってますが、どうみてもオーバー。

ここから、24,296マイル。3ヶ月近くレースは続くので、ここで焦ってリスクを負うことはなく。優勝候補筆頭のアレックス・トムソン(Alex Thomson)〈HUGO BOSS〉などは安全をとってどこにいるのかわからないような位置からのスタートです。
でも、じっくり追い上げて、この原稿を書いている時点では、きっちり6番手に付けています。

トラッキングページは→こちら

「良いスタートだったなぁ。霧が晴れて、神に感謝だ。艇速良いよ。」

と、ご機嫌なアレックス。
「続きは俺のwebサイト the Hub で見てくれ。」
ということなので、→こちらです。

参加33艇は、大西洋を南下……その前に、まずはビスケー湾を抜けないと。スペインの北西端、フィニステレ岬(Cape Finisterre)を目指し、艇団は西へ。
»Click

スタート時は10-13ノットの南風を左舷から受けての気持ちの良いリーチングでしたが、この後風はやや落ちながら前に回り、艇団がビスケー湾を抜けて南下しはじめる頃からは、英国の西にあるパワフルな低気圧に吹き込む南風、つまり真上りになりそうです。

現在のトップは、初出場にして2020/5/15進水の最新艇〈CORUM L’EPARGNE〉のNicolas Troussel(46♂仏)。最新建造というだけではなく、設計:Juan Kouyoumdjian、建造:CDK technologies – Mer Agitée と、「その性能は如何に」と注目されていただけに、面白い展開です。

公式ホームページ(英語)は、
→こちら

日本語デイリーレポートは、外部サイト
→こちら
に書いていきます。

白石康次郎の〈DMG MORI GLOBAL ONE〉は今の時点で12番手。良いかたまりに付けてます。

onBreezeは、毎週月曜日更新です。

「– 「ヴァンデグローブ」スタート~ビスケー湾を西へ」への4件のフィードバック

  1. ゆっくり🚢☁️☁️焦らずめざせ
    世界一しゆう
    Fan To Sailing

    1. 先頭集団はいよいよサザンオーシャンへ。白石康次郎もメインセールの応急修理を終え、追いかけています。

  2. もうすぐ喜望峰ですね。ここからが寒くて、荒れて、過酷なエリア。無理なさらないでください。目の前のことに、集中集中!思い出の西伊豆からパワーを送り続けてま~す。

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