-GLOBE40 第2レグ 真冬の喜望峰を回る

海外レース情報
2022/08/02

6月26日にスタートした第1レグ(モロッコ→カーボベルデ)を1位で終えた日本艇、マサ鈴木の〈Milai〉は、第2レグでもトップをキープしています。
第2レグのフィニッシュは喜望峰を回ってインド洋を北上したモーリシャスと、ユニークなコース設定になっています。
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「GLOBE40」はClass40を用いた2人乗りの世界一周レースで、第1レグをスタートしたのは7艇。第2レグは6艇がスタートしすでに1艇リタイアしているので現在走っているのは5艇ではありますが、実力伯仲で観戦も楽しめそうです。日本艇がトップだし。

喜望峰は、南米大陸南端のホーン岬(南緯56度)に比べるとだいぶ北(南緯36度)にありますが、8月は真冬です。おまけに、インド洋から流れ込む強い海流が渦巻いており、波も悪そう。

2016-2017年の「バンデグローブ」では白石康次郎の〈スプリット・オブ・ユーコー〉がディスマスト。前回の2020-2021年も、ケビン・エスコフィの〈PRB〉が波に突っ込んで艇体が折れて艇体放棄、その他
2艇かがここで艇を壊しリタイアしています。これが、無寄港世界一周の「バンデグローブ」では夏の12月ですから。それを南半球の真冬である8月に通過しなければならないわけで。

第5レグのフィニッシュ地点。最果ての街ウシュアイア(Ushuaia)

「GLOBE40」ではホーン岬は回航せず、最果ての街ウシュワイワがストップオーバーとなるわけで。
と考えると、このレースではここからの喜望峰回航が一番の難関になりそうです。

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来年の春まで続くこの戦い。
こりゃホントに、完走するだけでもすごいかも

こちらonBreezeも、海外レース情報で追っていきたいと思います。
外洋レースを主催する側からしても参考になるかと。