-世界一周レースの黄金期は

海外レース情報
2022/09/06

「GOLDEN GLOBE RACE 2022」

1人乗り無寄港世界一周レースでは「Vendée Globe」が有名ですが、これぞ元祖といえば、こちら「GOLDEN GLOBE RACE 2022」。
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参加16艇が、9月4日にレ・サーブル・ドロンヌ(フランス)をスタートしました。

世界初の無寄港世界一周レース「Sunday Times Golden Globe Race」でただ1艇完走したKnox-Johnstonの〈Suhaili〉。世界初の無寄港世界一周ともなるわけですが、これが1968年のこと。意外やそんなに昔のことでもないんですね。

あれから50年。
GPSと人工衛星経由の通信によるルーティングソフトの出現や電動オートパイロットの高性能化と、長距離外洋レースの姿は大きく変わり、プロ化と共に過熱の一途をたどっています。

そんな中、外洋セーリングの原点に帰り人間の力だけで圧倒的な大海原を走りきろう。そう、ソロセーリングの黄金期に戻ろうではないか。というのがこちら「GOLDEN GLOBE RACE 2022」。

持ちいる艇は、1988年以前に設計されたロングキールの32-36ftプロダクションボート……って、探すの大変そう。かえって敷居が高いかも。
でも16艇がエントリーしています。

非常用のハンディGPSトラッカーは封印されており、使ったら失格です。
安全とレース観戦を楽しむために衛星通信経由のトラッキングシステムが搭載されていますが、レース艇側からは見ることができません。
レーストラッカーは→こちら

紙の海図と天測で位置を知りバロメーターで天候の変化を把握するという、外洋ヨット黄金期のソロセーリングです。
さすがに、時計はゼンマイ式のクロノメーターからクオーツになっているんでしょうけど。

時間もかかるでしょうし、考えようによっては「ヴァンデグローブ」より大変かも。


2人乗り寄港型の世界一周レース「GLOBE40」の方は第3レグのスタート(9/11)に向けての休憩中。
総合順位は→こちらでした。

→こちらのページが分かりにくかったんですが。別にありましたね。すいません。

第2レグは係数3なので、〈MILAI〉は4着4点x3 で12点。第1レグは1着1点で係数は1なので、合計13点で総合3位、ということです。

フィニッシュ時の動画はアップされていません。

第3レグ、モーリシャス-ニュージーランド(約7000マイル)は9月11日スタートです。
レーストラッカーは→こちら