-「GLOBE40」第5レグスタート

海外レース情報
2022/11/29

-「GLOBE40」第5レグ……とは

外洋ワンデザイン艇CLASS40による2人乗り寄港型世界一周レース「GLOBE40」の第5レグは11月26日にタヒチをスタートしました。

目指すはウシュアイアまでの約5,000マイル。
ウシュアイア(Ushuaia)というのは、南米大陸南端の最果ての街です。行ったことありませんが。
ビーグル水道の中にあるので、フィニッシュラインはどうするんだろうと思っていたのですが。

第5レグの帆走指示書は→こちら(pdf)

帆走指示書によれば、フィニッシュラインはケープホーンを回り込んでビーグル水道東側の入口にあるヌエバ島(Nueva)の東に設置されています。

上図の青いマークがウシュアイアの街。下の回航点がケープホーン……というかオルノス島(Isia Hornos)。ケープ・ホーンというのは、オルノス島の岬なんですね。というか、あたり一帯フィヨルド地形の多島海なのですね。いやー、行ったことないけど。

その中で、太平洋と大西洋を繋ぐビーグル水道はチャールズ・ダーウインの乗った〈ビーグル号〉の航海での経路であり、そこから命名されています。
水道の西側、つまりケープホーンの西でフィニッシュするのかと思っていたのですが。ご承知のように西風が卓越するこの海域、ビー水道の西口は風がもろに吹き込むので、島影になる東口のほうが安全ということでしょう。で、ケープホーンはシッカリ回航する、と。ケープホーンを回航しないと、世界一周にはならないですもんね。

ウシュアイア自体もフエゴ島にあり、つまり大陸からは離れています。上の図では見切れていますが。
南米大陸とフエゴ島との間がマゼラン海峡で、マゼラン艦隊の世界一周時に通った……というか発見した海峡です。つまり、マゼラン艦隊はホーン岬を回ってないわけですが。海図が無い時代に、未知の海峡を小回りのきかない帆船の艦隊で通過するのはさごかし大変だったでしょう。

フィニッシュライン(上図の赤い2つのマーク)からウシュアイアの街までは約30マイルほどあります。図中、水道の真ん中を分ける黒っぽい線はアルゼンチンとチリの国境で、ウシュアイアはアルゼンチン側にあります。このあたりは国境も複雑ですね。で、250マイルほど沖合には英領のフォークランド諸島がある、と。いやー、複雑。

タヒチをスタートしてからケープホーンまでの大圏コースの真ん中あたり(南緯46度、西経110度)にVirtual Chilean gateと名付けられた地点を設け、これを右に見て行かなければならないとなっています。つまり風を求めて南氷洋に出るなということ。で、ケープホーンへはかなり北からのアプローチになって、まさに回り込む感じですね。

そして現在のポジションは、、、

おっと、スタートから1つ頭を出していた日本艇〈MILAI〉ですが、東に出した〈Sec Hayai〉が位置的には先頭に出た、となっています。ま、このあたりは誤差の範囲ですが、前述のバーチャル回航点があるので……この先風はどちらに振れるのか……。
Windyだと……。

なんて、お楽しみください。

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