-「ヴァンデ 2024-2025」【4】復路の北半球

11/10(日)に、フランス、バンデ県のレ・サーブル=ドロンヌをスタートした「ヴァンデグローブ 2024-2025」は、スタートから58日が経過。先頭を航くCharlie Dalinの〈MACIF SANTÉ PRÉVOYANCE〉は赤道を越えて北半球へ。すぐ後ろを、今回初出場のYoann Richomme〈Paprec Arkéa〉が追うという展開で、どちらが勝ってもおかしくない状況です。

過去の最速記録は、「VG 2016-2017」Armel Le Cléac’h (FRA)の〈Banque Populaire VIII〉が出した74日3時間36分ですから、1月22日までにフィニッシュすれば記録達成ということか。
この原稿を書いている1/6時点では残航が約3,000マイルですから、16日で3,000マイル。ということはデイラン190マイル。こりゃ十分いけそうですね。

一方、我らが白石康次郎〈DMG MORI GLOBAL ONE〉は現在23位。21位から29位までの8艇がひしめく集団の中でトップに躍り出ようというところ。応援しがいがあります。

で、今月のLog on Breezeの表紙写真は、この集団の中にいる〈La Mie Caline〉のArnaud Boissières(FRA:52歳)が撮影した大西洋の朝日です。

一つ前の集団にいたのですが、ずるずる後退して現在は29位……なんですが、この方、かなりの大物。
「VG 2008-20098」では7位。「VG 2012-2013」では8位。「VG 2016-2017」では10位。「VG 2020-2021」15位と、……まあ尻下がりではありますが。それだけフリートのレベルが上がっていったということか。で、連続5回目の出場となる今回は、2010進水の元〈Foncia_2〉。あのMichel Desjoyeauxが作った船。前回はSamantha Daviesが乗って喜望峰沖で艇が壊れてリタイア。ああ、あまり良いデータでは無いか。とにかく、最も良い朝日だったので、この写真にしました。

スポンサーのLA MIE CÂLINEはフランスのパン屋チェーンだそうな。1985年創立ということでわりと新参。
なんか、旨そうっすよ。

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