– 外洋レースはコロナ時代を乗り切れるのか

海外レース情報
2020/5/18


5月12日。1人乗りの無寄港世界一周レース「THE 2020 VENDÉE GLOBE」 は予定通り11月8日バンデ(フランス)スタートとアナウンスされました。
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エントリーを9月1日に繰り下げ。
preparatory race(予行レース)を6月に開催。
7/4にはバンデ県(VENDÉE)のサーブル=ドロンヌ(Les Sables d’Olonne)をスタートし北上。アイスランドから北極圏に入るとあるので、アイスランド回航ということか。アイスランドの北岸はもう北極圏みたいなんで。その後アゾレス(Azores)まで……ということはポルトガルと同緯度あたりまで大西洋を南下し、スタート地点に戻る。というシングルハンドレース「Vendée-Arctic-Les Sables d’Olonne」を企画しています。10日ちょっとのレースになるもよう。

やはりフランスで行われる自転車のロードレース、「ツール・ド・フランス」は例年では7月開催のところ、8月29日-9月20日に延期されたわけで、それでも「ホントに開催できるのか?」といぶかる声も多いようで。

となると、こちらヨットの「THE 2020 VENDÉE GLOBE」はその前にプレ・イベントが始まるということになりますね。

フランスは3月17日からロックダウンが始まり、5月2日にはその「公衆衛生上の緊急事態宣言」を2ヶ月延期すると発表され、その後7/24までされていたようです。
5月17日時点では、フランス国内の死者2万7625人、感染者17万8870人と、死者数だけでも日本とは2桁違いますから。

それでも、5月11日には「緊急事態宣言」も一部解除。そして「THE 2020 VENDÉE GLOBE」予定通り開催のニュースが出たのが5月12日。
と、バンデ県のあるフランス西部は東部に比べ感染拡大は抑えられているようです。

自転車ロードレースとは異なり、レース自体は1人乗りで海の上。レース主催者とショアチームが特に注意して動けばいける、ということなのでしょう。

ちなみに「公衆衛生上の緊急事態宣言」自体は7月10日までとなっており、政府の措置として、海外からフランスに入国する場合の条件がかなりきびしいようです。

まずはスタートラインにつくまでが戦い……。いや、主催者側にとっても、スタートさせるまでがウイルスとの戦いになってます。


一方、フルクルーの帰港型世界一周の「The Ocean Race」(旧Volvo Ocean Race)は、次回(2021秋スタート)から「VENDÉE GLOBE」と同じIMOCAクラスも設けられることになってます。

ということで、IMOCAのホームページに「第2回 オーシャンレースサミット」のお知らせが出ています。
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Ocean Race Summits No.2
5/27(水)14:00-18:15(CEST)=5/27(水)21:00 
オランダハーグにて、
ライブ放送があるようです。
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外洋レース界のネットを使った配信努力は進んでおります。
国内でもいろいろあり。

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