海外レース情報
2018/03/26
3月18日にオークランドをスタートした「ボルボ・オーシャンレース 2017-2018」のLeg7。艇団はサザンオーシャンを爆走しています。
Leg-3(ケープタウン-メルボルン)に続いて、ここでも氷山よけの航行禁止ゾーンが設けられており、それが南緯53度くらいまででっぱっています。艇団はこの縁での戦いとなります。
オークランドからケープホーンまでの大圏航路(最短距離)は南緯65度くらい(下図の赤い実線)まで南下するものになるはずで……。
図中の点線が、南緯50度線です。このちょっと南を走っていることになります。
かなりの遠回りですよね。
ということで、最短距離はなるべく南。
Leg-3に続いて最も南を爆走しトップに立っていた〈マフレ〉ですが、マストトラックが剥がれてしまったもよう。
Leg-3での〈アクゾノーベル〉と同じ。
ワンデザインで、整備も基本的には主催者側で行っているので、参加艇側からするとレンタカーでレースをしているような感じ、との声も挙がっています。
ならば、故障とは無縁なくらい頑丈な船にしてもらいたいものですが……。
〈スカリーワグ〉も南緯53度の最果ての海でワイルドジャイブ。
〈ベスタス〉は元気に走っている模様。
Point Nemo(南緯45度52.6, 西経123度23.6)は、陸地(岩を含む)から最も離れた”地点”なんだそうな。
その距離2688km。国際宇宙ステーションが高度約400kmなので、その方がずっと近いことになります。なんだか変な感じ。
〈ベスタス〉のナビゲーター、サイモンフィッシャーのツイッターは→こちら。
今回の修理のもようもが出ています。が、衝突事故のようすは……やっぱり無し。
〈ドンフォン〉はこちら。
で、ここまで振るわなかった〈ブルネル〉が北から一気にまくってトップに立っています!!
Leg-7のクルーリストは→こちら
レグ毎にクルーの入れ替わりが多かったのですが、かなり見やすくなりました。