-いよいよ始まる「第37回 アメリカズカップ」

世の中パリ・オリンピックの話題でもちきりの今日この頃ですが。
こちら、外洋系ヨットレースの話題を扱うonBreezeとしては、いよいよ始まる「第37回 アメリカズカップ」の話題から。

公式webサイトは、→こちら

“いよいよ”とはいえ、挑戦艇を決める「LOUIS VUITTON CUP」は8月29日から10月7日まで。本戦となる「LOUIS VUITTON 37TH AMERICA’S CUP」は10月12日からと、まだまだ先なのですが。
とりあえず、それらの前哨戦「PRELIMINARY REGATTA」は8月22日から始まります。再来週ですから、ボチボチ情報を仕入れていかないと。

まあこちら「onBreeze」は、日本セーリング連盟(JSAF)の外洋系レースの情報を扱うサイトで、アメリカズカップは艇が大きいだけで全然“外洋”ではないのですが、NORC(日本外洋帆走協会)の頃から“こちら”のテリトリーだったので……。こちらで追いかけます。

さてさて、
「第37回アメリカズカップ」で用いる艇種は、前回の「第36回大会」(2021/3/10-3/17:オークランド、NZ開催)と同じAC75。フォイリングするモノハル艇です。

2017年の「第35回大会」(バーミューダ開催)で、防衛艇の〈Oracle Team USA〉(Golden Gate Yacht Club)を破ったニュージーランドの〈Team New Zealand〉(Royal New Zealand Yacht Squadron)。
このときの艇種はフォイリング・カタマランのAC50でした。

カップは再びニュージーランドに渡り、続く2021年の「第36回大会」(オークランド、NZ)からAC75が用いられ、挑戦艇〈Luna Rossa Prada Pirelli〉(Circolo della Vela Sicilia)を破ってNZが防衛成功。

とはいえ、コロナ渦の中、南半球の小国ニュージーランドでの開催は営業的に失敗だったようで。
今回の「第37回大会」はNZの防衛戦ですが、スペインのバルセロナで、同じAC75を使って開催される。ということです。

挑戦艇は、
〈INEOS Britannia〉(Royal Yacht Squadron)英国
〈Luna Rossa Prada Pirelli〉(Circolo della Vela Sicilia)イタリア
〈Alinghi Red Bull Racing〉(Société Nautique de Genève)スイス
〈NYYC American Magic〉(New York Yacht Club)米国
〈Orient Express Team〉(Société Nautique de Saint-Tropez)フランス
の5チーム。

で、挑戦艇を決める「LOUIS VUITTON CUP」(8/29-10/7)は、伝統の大会フォーマットとは異なり、防衛艇(NZ)も出場します。「SailGP」的マッチレースといったらいいのか。

本戦ア杯のタイトルも「LOUIS VUITTON 37TH AMERICA’S CUP」(10/12-10/27)となっており、ルイ・ヴィトンが冠スポンサーになっているということですね。
世界最古の銀杯は、“LOUIS VUITTON AMERICA’S CUP”に変わったと言っていいのか? 違うのか?

さらに、
「PUIG WOMEN’S AMERICA’S CUP」(10/5-10/13)
「UNICREDIT YOUTH AMERICA’S CUP」(9/17-9/26)
と、若者、女性によるサブイベントも併催。こちらはAC40クラスのフォイリングモノハル艇を使用。
「第37回アメリカズカップ」はAC37と略され、こちらAC40は艇種のことで。艇種の事ならAC75とかAC50もあり……と、記事を読み解くのもなかなかになかなかですが。
なにより、魅せるイベントとして工夫されているようです。

ということで、「LOUIS VUITTON CUP」の前に、前哨戦として「BARCELONA PRELIMINARY REGATTA」(8/22-8/25)が開催され、ここで勝者も出しちゃうという、大盤振る舞い……というか、最後の「PRELIMINARY REGATTA」という位置づけか。
うん、とにかく、始まるんです。

日本でも、
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で見られるみたいですよ。
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