-「GLOBE40」第6レグスタート

海外レース情報
2023/01/10

-「GLOBE40」第6レグ。北へ。

このコーナーでずっと追っている2人乗り寄港型の世界一周レース「GLOBE40」ですが、アルゼンチン最果ての街ウシュアイアで年を越し、1月8日、第6レグのスタートとなりました。

GLOBE40: A COMPLEX LEG 6 IN THE SPRINT FOR BRAZIL

目指すはブラジルのレシフェ(RECIFE)。記事では〝スプリント〞と書いてありますが3,273マイルありますから。
おまけに大西洋の北上は気象が複雑で。

どういうルートで航けばいいのか。

Map trackerは→こちら

スタート時の写真や動画はまだでていないようです。
こちらは第5レグのフィニッシュ時のものです。


-「The Ocean Race」いよいよスタート

そしてこちらはフルクルーでの帰港型世界一周レース「The Ocean Race 2022-23」が1月15日にスペインのアリカンテをスタートします。
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「the Whitbread Round the World Race(ウイットブレッド世界一周レース)」「the Volvo Ocean Race(ボルボ・オーシャンレース)」の後継イベント(successor event)とわざわざ『レース公示』の冒頭に記されているのですが……。


前回の「ボルボ・オーシャンレース 2017-2018」までで採用されていた外洋ワンデザイン艇VO65に加え、一人乗り無寄港世界一周で採用されている60ft艇IMOCAのクラスも新設されました。

IMOCAといえば、ショートハンドの外洋モンスターですが、こちら「The Ocean Race」では、女性1人以上を含む4人乗りか、女性4人以上を含む5人乗りかとなります。

1人乗りのノンストップで世界一周、つまり80日から100日近くを走り続けるように開発改良されてきた艇種なので、これにいきなりフルクルーで帰港型の世界一周ってどうなるのか?
オートパイロットは搭載されているようですが、かつてのVO65のようにヘルム、トリマー、グラインダーと最低3人はデッキに出て爆走するのがフルクルーなんじゃないのかな、と。

バンデグローブとの大きな違いは、オンボードレポーター(OBR)が1人、乗員と別に乗艇するというところ。
バンデグローブでは不可能だった南氷洋の爆走シーンをドローン撮影してもらえそう。

ルートは全部で7レグ。

第1レグ アリカンテ(スペイン) 1/15スタート
第2レグ ミンデロ(カボ・ベルデ) 1/25スタート
第3レグ ケープタウン(南アフリカ) 2/26スタート
第4レグ イタジャイ(ブラジル) 4/23スタート
第5レグ ニューポート(米国) 5/21スタート
第6レグ オーフス(デンマーク) 6/08スタート
第7レグ ハーグ(オランダ) 6/15スタート
    ジェノヴァ フィニッシュ
で、7月1日にジェノバで最後のインポートレース となります。
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ニューポートとハーグでは上架は禁止。またカボ・ベルデはショートストップとなっています。

で、2022/12/1発行の修正6で、VO65クラスは第1レグと第6レグ、第7レグのみの「The Ocean Race VO65 Sprint Trophy」として開催することになりました。
つまりVO65クラスでは世界一周レースが成立しなかったということのようです。残念。
これが、同じ『レース公示』の中で、「The Ocean Race VO65 Sprint Cup」との記載もあり、かなり混乱しているもよう。

公式Noticeboardは→こちら

で、IMOCAクラスへのエントリーがわずか5艇。スプリント・コースのVO65が6艇。
IMOCAと2クラスにするの、失敗だったんじゃありませんか……と言いたいところであります。

1月8日に開催されたインポートレースの結果は……うーむ。

とりあえず、1月15日のスタートを見守りたいと思います。